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子どもをやる気にする学習環境

目次

  • 1 子どもをやる気にする学習環境
    • 1.1 やる気を出すにはどうしたらいい?
    • 1.2 集中できる環境をつくるには

やる気を出すにはどうしたらいい?

学生である子どもたちには、将来のためにも勉強に対してやる気になってもらいたいものです。

しかし大人である私たちでも、やる気が出ない…と思い悩むことがありますよね。

一体やる気を出すにはどうすればいいのでしょうか。

実はやる気(動機づけ)には2種類あり、自分でやる気になる「内発的動機づけ」と、自分の外にあるものの影響でやる気になる

「外発的動機づけ」があります。

基本的には、「内発的動機づけ」の方が良い効果を得られる傾向があるそうです。

これらは真逆のものとして考えられることが多かったですが、たくさんの心理学者から支持されている「自己決定理論」によると、

この2つの動機づけはつながっているものと捉えられています。

動機づけは、自己の行動を起こす過程における自己決定の程度

(ある行動を起こすか起こさないかを自分で決められる程度)によって以下の6つの段階に分けられるとのこと。

①無調整

②外的調整

③取り入れ的調整

④同一視的調整

⑤総合的調整

⑥内発的調整


また、「自己決定理論」によると、自発的に行動を続けるには下記3つの欲求を満たすことが大事だそうです。

 

自律性の欲求 (Autonomy):

自らの行動を自分自身で決定したいという欲求。

 

有能性の欲求 (Competence):

自分はできる、能力があると感じることへの欲求。

 

関係性の欲求 (Relatedness):

他者と互いに尊重しあえる関係を作りたいという欲求。

 

集中できる環境をつくるには

 

以上のことを踏まえ、塾で取り入れられる例をご紹介します。

 

 

①生徒自身で学習課題や学習方法を選ぶ場面をつくる(自律性の欲求を満たす)

一つの課題に対して、グループディスカッションで進めるか、各自で調査をするか生徒自身に決めてもらう

 

②成長を実感させる機会を与える(有能性の欲求を満たす)

一緒に振り返りの時間を設けて、レベルアップしたと思う点を本人に振り返ってもらったり、

生徒同士または教員が生徒の成長したと思う部分を褒めたりする

 

③他者と一緒に目的を達成する中で絆を育む機会を入れる(関係性の欲求を満たす)

グループワークなど、チームとして課題を達成する要素を取り入れる

アイスブレークなどを取り入れてチームの関係性を作りながら課題に取り組む

 

勉強に集中するためには学習環境を整えることも大切です。

 

★「光」にこだわる

JISが推奨する作業別の維持照度は、勉強や読書をする場合は750ルクス、リビング・寝室で読書をする場合は

500ルクス、リビングで過ごす場合は200ルクスとのこと。

750ルクスはかなり明るいため、自宅学習では手元を照らす照明を用意するといいでしょう。

また、ある論文では、“スポットライトがあると集中力が高くなる”と報告されており、学習効果が最も高くなるのは

高照度(より明るい)・高色温度(青みや白みを帯びた光色)の照明だそうです。

 

★「新しい」何かを取り入れる

UCL認知神経科学研究所のエムラ・デュゼル(Emrah Düzel)氏らが、被験者に画像を見せて脳活動を分析したところ、

モチベーションなどを調節する中脳領域で活動を生み出したのは、馴染みのある画像ではなく新しい画像だけだったそうです。

完全に新しいオブジェクトのみが中脳領域を活性化させ、(意欲に関わる神経伝達物質である)ドーパミンレベルを上げるとのこと。

新しい勉強法を試してみたり、好みの新しい文房具を取り入れてみても勉強意欲が増すと考えられます。

「新しさ」を継続的に取り入れてみてはどうでしょうか?

 

★「勉強専用」のスペース

「家には落ち着いて勉強できるスペースがない」と悩む方も多いのではないでしょうか?

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役の古川氏によると、まず勉強する場所を決め、

①その場所に行く ②勉強する という2つの行動をセットにすると迷わずスムーズに勉強できるようになるとのこと。

ただし、重要なのはその場所を勉強専用の場所にするということです。いつもマンガを読んだり、

スマートフォンを使いながらくつろいでいる場所ではいけません。勉強専用のスペースにすることで、

「場所」と「勉強行動」がリンクされるので、勉強が習慣化しやすくなるとのこと。

 

★座り心地が良すぎない椅子

「座り心地がいい椅子を使えば勉強に集中できる」と思っていました。

しかし、医学博士・本郷赤門前クリニック院長の吉田たかよし氏によると、座り心地がよすぎる椅子は勉強に適していないそうなのです。

なぜならば本来「座ること」は人間の「休息モード」を意味するから。心地いいからと座りっぱなしになると

脳が休息モードになってしまうので、座り続けたくない椅子を選んだほうがいいとのこと。さらに勉強中は、こまめに立ったり動いたりするといいそうです。

また、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)セメル神経科学・ヒト行動研究所による報告では、

長時間座りっぱなしの姿勢が記憶に関わる脳の領域を薄くして、認知能力を低下させてしまうと指摘しています。

あまり座り続けたくない椅子をあえて選び、定期的に体を動かすことで、集中力を持続させていきましょう。

 

まとめ

以上、やる気の出し方や学習環境を整える方法についてご紹介しました。

新しい何かを取り入れたり、勉強専用のスペースをつくるといいとお伝えしましたが、

自己決定理論と組み合わせ、好みの文房具や勉強専用のスペースを子ども自身に選択してもらうのもいいのではないでしょうか?

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。


	

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