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入塾のベストタイミングはいつ? 【注意編】
年齢にあわせた入塾のタイミング
前回入塾のタイミングは3月がベストタイミングというお話をしました。
生徒にとっても塾にとってもお互い摩擦が少なくスムーズにスタートが
切れるのがその大きな理由のひとつでした。
ただ、親御さんからすると子供の年齢や状況によって
一律3月がベストとも一概には言えません。
小学生、中学生、高校生によって状況は異なるからです。
たとえば小学生の場合だと、習い事を複数持つお子さんも多いでしょう。
水泳、英語、ピアノ、サッカー・・そこに加え塾となると、
家計負担や子供の意思なども考慮する必要がでてきます
(私立の中学受験の場合は除きます)。
本人が本当にやる気が出た時点というのが、ベストな入塾のタイミングかもしれません。
中学生だと高校受験が視野に入ってきます。
入試だけでなく内申点(通知書などに記載される1~5の点数)も
大きな比重を占めます。
わが子がどの科目が弱いのか、、などを考慮した上で、クラブ活動などで
忙しい子は特に、集中的に夏季や冬季講習への参加というのもいいかもしれません。
高校生だと大学受験に向け、国立なのか私立なのか、はたまたどの学部を
希望するかによっても受験科目は変わります。
また集団がいいのか、個別指導がいいのか、本人の意思も十分に考慮した上で、
入塾のタイミングも大切になってきます
このようにあくまで個人の意思や性格、状況なども考慮した上で、入塾のタイミングを計るのも大切です。
過度なサービスや口コミなどにも注意
塾にとっても書き入れ時が2~3月だというお話をしました。
その時期には集客に向けて塾もいろんなサービスも展開します。
そのときに注意するのが以下のようなケースです。
入塾への勧誘がしつこかったり、景品や過剰な値引きサービスなど、
目先のモノで釣るケース。
そしてもう1つ口コミです。
入塾に関して親御さんからすると、どこの塾がいいのか、
どこが評判がいい塾なのか、、は気になるところ。
そこでその目安となるもののひとつに口コミがあります。
昨今、新規のお店や初めて行く場所などの口コミが占めるニーズは
大きくなりつつあります。塾についてもしかり。
実際通っている生徒の生の声というのは重要な判断ポイント。
ただ、その塾に通っている生徒がどういタイプなのか、、というのも
少し注意が必要です。というのもひとりひとりの個性が違うためです。
たとえば、同じ塾に通うA君とB君がいたとします。
授業のスピードも速く内容も比較的難しい進学塾は勉強がバリバリできるA君には
合っているかもしれませんが、コツコツ基本的なことを何度も繰り返しするB君に
とっては不向きかもしれません。
自分の子供がどういうタイプで、塾がどういうスタイルで進めるタイプの塾なのか、、
そのあたりも考慮する必要がありそうです。
あくまで子供の適正や先生との相性、塾の指針など考慮したうえで検討したいですね。