コラム

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大手の学習塾に勝ちたい!

大手の学習塾に勝ちたい!

 

最近テレビを見ていると、よく目にする大手学習塾のテレビCM。

 

ガンガン流して、どんどん有名になっていますよね。

 

そこで、「うちは小さいから口コミで地道にやるしかない。」と諦めていませんか?

 

そんなのでは、同じ看板内容で、大手と中小の学習塾で比べられた時に、

 

名の知れた安心感のある大手の学習塾が選ばれるのは必然です。

 

少子化が進む今、中小規模の学習塾だからこそのアイデアで、大手の学習塾にはできない様なことを試みて、

 

成長している学習塾があるのです。

 

他塾や、大手の学習塾にはない、独自の強みを持って差別化を図るポイントをご紹介していきます。

 

 

 

中小の学習塾の理解

 

 

大手塾と中小規模の塾にはそれぞれ強み弱みが存在します。

 

あらためて中小の学習塾ならではの強みと弱みを把握し、

 

それらをどのように受け止めて、自塾は「どこで勝負すべきか?」を考えるきっかけにしていただければ嬉しく思います。

 

 

強みその1:スピード感

ものごとが決定するまでのプロセスが短く、決定してから実行までの工程も少ないため、全体的にスピード感があることが、大きな強みです。

 

また、決定から実行までのスピードも早いため、とりあえず試していいものを残すという、柔軟性においても、中小の学習塾の方が有利といえそうです。

 

 

 

強みその2:あらゆる面での方向転換

 

大手の学習塾も中小の学習塾も、最終的には経営者の意思が尊重されます。

 

しかし、事業の縮小や撤退ともなると、大手の塾の場合は、社内からの様々な意見や考えを拾い上げ、判断する必要があります。

 

それに対して、中小の学習塾では、良くも悪くも経営者ひとりの判断によるところが多いため、あらゆる面で方向転換しやすいことが強みとなります。

 

 

弱みその1:資金調達

 

信用力が高い大手であれば、社債を発行し資金調達をすることが可能です。

 

一方、中小は銀行の融資など、資金調達の手段が限られています。

 

資金の調達手段が限られているので、

 

企業が希望する条件で資金調達ができるとは一概には言えません。

 

 

弱みその2:知名度問題

 

人は一度でも聞いたこと、見たことがあるものに対して、少なからず安心感や信頼感を覚えることがあります。

 

これは、学習塾も同じで、テレビコマーシャルを流す大手の学習塾に比べ、

 

口コミのみの中小の学習は優位に立つことが難しいといえます。

 

そこで、知名度の低さを補うためには、他塾との差別化を図ることや、自塾の魅力を効果的にPRすることが欠かせません。

 

 

基本の差別化

 

 

そもそも差別化とは?何と比較し、差別化すれば?と思うかもしれません。

 

主に差別化できるのは、費用面・立地・タブレットの導入です。

 

しかし、まず一番にしなければならないことは、ユーザーのニーズ分析です。

 

生徒や保護者が求めていることを把握するために、通塾している生徒や生徒の保護者に、

 

定期的にアンケートをとり、その声を取り入れることもひとつの手段です。

 

これらを調査分析し、取り入れることで、大手の学習塾にはない、ユーザーに求められていることを、

 

直に受け取り改善することができます。

 

 

+αの工夫

 

 

「もう基本の差別化はできている、今までにはない斬新な塾を作りたい。」など様々な意見があると思います。

 

費用面や、立地、タブレットの導入などの基本的な差別化だけでは、

 

他塾との差をつけることが難しいという方は、+αの差別化を考えていきましょう。

 

では、実際には、どういったことをすれば独自性を持つことができるのか。

 

その工夫を具体的にご紹介します。

 

 

・女子生徒専門塾

 

女の子の場合、小学校高学年頃~高校生にかけて思春期に入るので、非常にデリケートな部分も出てきます。

 

講師は全員女性で、思春期ならではの体調面・メンタル面を、丁寧にサポートできる面は、女子専門だからこそできることです。

 

男女混合の学習塾よりも、女子生徒のみの方が安心感があり、勉強に集中することができます。

 

また、このように女子生徒への配慮をきちんとすることで、保護者からの信頼を得ることも出来ます。

 

万人受けをやめて顧客を絞り込むことは、失敗するのではないかととても怖いかと思います。

 

しかし、ターゲットを絞り込むからこそ他の塾との違いが浮き彫りになり差別化されるのです。

 

 

・夜ごはん付きの学習塾

 

学校帰り・部活動帰りに一回家に帰れずお腹を空かせて塾に来る生徒や、

 

共働きで塾の時間までにごはん用意することが難しい親御さんにとっては、とても魅力的な学習塾ですよね。

 

また、「栄養バランスの良い、健康的な食事を」という親御さんのニーズに答えるために、

 

近所のごはん屋さんやお弁当屋さんと連帯し、

 

栄養バランスに加え、家庭のような温かいごはんを提供できるようにすることで、安心感がうまれます。

 

また、これは親御さんからのニーズも叶えている形なので差別化ができているといえます。

 

 

 

・スパルタ学習塾

 

仲良しこよしではなく、びしびし厳しく教える学習塾。

 

とはいえ、怒鳴る、叩く、煽るような、スパルタとは違います。

 

テストの成績が悪ければ補習、再テストを行うのは当たり前。というように、

 

塾では学校や家で得られないような環境を提供しなければなりません。

 

それが厳しさというものなのだと思います。

 

締まった雰囲気で勉強することでより、一層の学習の定着ができるのです。

 

 

学習塾における今のニーズ

 

 

今までは、高校入試・大学入試のための学習塾が主流でした。

 

しかし現在は、中学1・2年生、小学生。更には、保育園や幼稚園だけでなく、

 

乳児教育へのニーズも高まっています。

 

時代と共にニーズが多様化する中、以前まではいい高校、いい大学に入るために必要だった学習塾が、

 

新型コロナによる、学校の授業の遅れを補完する大切な役割を背負うことになったのです。

 

また、レベルの高い教育を行うだけではなく、分かりやすく・楽しく・やる気を引き起こさせるのも塾の使命となっています。

 

 

学習塾における今後のニーズ

 

 

学びに対する生徒や保護者からのニーズは、時代が変わるにつれてより細かく、 多様化しています。

 

その中で、学習塾がどのようにして生き残るのか。

 

それは、成績を上げる・志望校に合格させるという、学習塾としての、ブレない『軸』 をしっかり持つこと。

 

そして、環境の変化にすばやく対応し、

 

その環境に適した学習システムを提案することができる学習塾が生き残れるのではないでしょうか。

 

 

 

今すぐにできること

 

 

女子生徒専用、ごはん付き、スパルタ等の斬新な学習塾をご紹介しましたが、

 

今すぐに始動するのは難しいという方もいると思います。

 

それならば、『イベント』を行ってみてはいかかでしょうか。

 

実際、知的好奇心をくすぐるような社会見学イベントを既に行っている学習塾もいくつか見受けられます。

 

例えば、希望生徒を募って科学館へ行くとします。

 

館内では、様々なゲームや体験を通して科学の知識を身につけることができる展示室、

 

プラネタリウム見学、普段は目にすることのないロボットや、実験器具を見たり触ったりすることができます。

 

社会見学イベントならではの場所に行くことにより、生徒の好奇心が刺激され、

 

興味や関心の幅が広がるきっかけになることが期待されます。

 

そこで、やる気の火種に空気を送り込むのが塾の先生の役目です。

 

「宇宙のことがもっと知りたいなら、理科を勉強してみようか!」などと、

 

塾の先生ならではのアンサーを出してあげることにより、

 

これまで知らなかった分野を知ることができるので、多くの発見があり、

 

その発見が生徒に良い影響を与え、学習に対する取り組みを変えていくのです。

 

また、その日あったことを生徒が保護者に話すことにより、

 

保護者にとってはすごくありがたい体験だと思うと同時に、

 

こういった体験を我が子のこれからに生かしてほしい、応援したいと強く思うのではないでしょうか。

 

このように、社会見学のイベントを行うことにより、今までの「勉強させられる塾」から、

 

「勉強したい!を叶える塾」へと大きく変化し、他塾との差別を図ることが出来るのです。

 

 

 

まとめ

 

ユーザーが何を求めているかを把握し、

 

差別化を図ることで大手の学習塾を相手に生き残っていけるのではないでしょうか。

 

また、自塾の強みを伸ばすことを考えるのも大切ですが、

 

今自塾に足りないものは何か、そこからヒントを得て、新たな策戦を立てることも、ひとつの方法です。

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