コラム

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子供のやる気を引き出すには【vol2】

子供のやる気を引き出すには・・その2

 

前回「やる気」には「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の2種類ある・・

というお話をしました。

 

子供のやる気を引き出すには【vol1】

 

望ましいのは「内発的動機づけ」で、その動機づけには「ほめる」「認める」といった

 

「承認」が大事でした。これは子供に限らず大人にもあてはまることですね。

 

今回はその他の「やる気スイッチポイント」をみていきたいと思います。

 

 

勉強はゲームと同じ?!

 

「やる気スイッチ、君のはどこにあるんだろ~♪」

 

というCMを一度は目にしたことがあるでしょう。親としても学校や塾の先生においても、

 

子供のやる気を引き起こすというのは共通の願いかもしれません。

 

 

たとえば、ゲームで例をたとえてみましょう。

 

ゲームもいろんなジャンルがありますが、例えばアドベンチャーゲームのように戦いなどでギフトや

 

アイテムをゲットしてクリアしながらどんどん強くなっていくと楽しくなってきます。それが結果、

 

出来た!という「達成感」であったり自信」につながります。

 

ちょっとした「成功体験」を積み上げていくことで、自ずと率先して続けることができ、ひいては

 

自信に繋がります。

 

 

勉強も実は同じで「できた」という成功体験があれば、自ずと「やる気スイッチ」が入ります。

 

とはいえ、勉強とゲームじゃ全然違うよ!と思われるかもしれません。ではどうしたら勉強もゲームと

 

同じようにやる気が持てるでしょうか。

 

 

得意科目からやる

 

ゲームもそうですが、アドベンチャーゲームだけでなく、ロールプレイングゲームやパズルゲーム、

 

レースゲームなど、あらゆるジャンルのゲームが好きかというと、そうではないでしょう。

 

好き、嫌い、得意、不得意があるかと思います。

 

勉強も同様で、まずは得意な教科、得意な分野から始めることが効果的といわれています。

 

もしくは、本当に勉強したい、本命の教科とは関係のない簡単なパズルや計算問題などを2、3分で

 

済ませてから、本命に取りかかることで、いい状態のモチベーションを保ったまま苦手科目に

 

取りかかりやすいということ。まずはやる気を出すためのウォーミングアップをしてから、本来

 

やるべき勉強に取り組む、これが集中力を上げる秘訣のようです。

 

 

クリアできそうな目標を自分で決める

 

勉強においてゴール設定は必要です。とはいえ、いきなり大きな目標だと、何から手を付けていいのか

 

わからず、やる気を失ってしまいがちです。そこで小さな目標設定を掲げます。

 

たとえば、今日は理科のこの部分だけ勉強する、このページだけ問題を解く、10分間集中してする、、

 

など細かく設定し、それができたら次は20分間、2ページから5ページに増やす・・など徐々に広げて

 

いきます。

 

冒頭のゲームをクリアして達成感や充足感を体験するのと同様に、勉強もクリアできそうな小さな

 

目標を設定することで、取りかかりやすく、終わりが見えるので集中力が高まります。またひとつ

 

ひとつクリアすることで達成感を味わうことができるので、継続にも繋がります。

 

 

そしてここで大事なことが「自分で決めて設定する」ということ。

 

自己決定できるかどうかは、やる気にも深く関わっていると言われています。

 

 

何か行動するときに「自分で行動を選択」し成功していくことで自信を持つことができるように

 

なっていきます。そして自信がつくことで次のステップへと自主的に活動するための原動力=やる気が

 

芽生え始めます。

 

 

自己効力感を高める

 

やる気においても、こうした「自己効力感(自分が主体になって何かができていると確信していること)」を

 

高めることが大事なようです。

 

自己効力感を高めるためには「できた!」といった達成感を体験していくことが大切です。

 

これまでの、「小さな目標を掲げる」「自分で決める」「得意科目から勉強する」といった、

 

見通しを持たせたり、本人がつまずいているポイントを把握して、まわりの親や先生が、能力に合わせた

 

課題を提示しながら成功体験を積み重ねていくことが、結果やる気に繋がっていきます。

 

 

習慣化につなげる

 

そしてやる気スイッチが入ってから大事になるのが「習慣化」です!

 

そう、やる気が持続するかが大事になってきます。

 

勉強する習慣がない子がやる気と勉強習慣を維持するのは至難の業です。

 

マラソンと同じで、いくらやる気満々で走り始めても、訓練を重ねて筋力や心肺機能などの

 

持久力を鍛えていなければやる気だけで走りぬくことはできません。

 

せっかくやる気が引き出されても、それが継続しないと一時的で終わってしまいます。

 

勉強する「体質」を作ることが肝心です。

 

ただこれは子供だけでは挫折しやすい。そこで親の助けが必要です。

 

さきほどでも紹介したように、簡単な問題から始める、得意な科目からとりかかる、

 

短時間で決めてする、、といった時間を親もいっしょにサポートして、できたら即座に

 

「褒める」!これを繰り返すことで、成功体験を重ね、自己効力感を高められることで

 

自ずと習慣化につながりやすくなるでしょう。

 

 

子供のタイプによって合わせ技を使おう

 

さて、これまで「やる気スイッチ」を引き出すポイントをいろいろとみてきましたが、

 

いかがでしたでしょうか。

 

いろんなやる気スイッチのポイントはありそうですが、子供の個性やタイプもさまざま。

 

セオリー通りにはなかなかうまくいかないケースもあるかもしれませんが、何が有効か、

 

まわりの大人が接し方やかける言葉をひとりひとりのタイプにあわせて、合わせ技を

 

使いながらトライしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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