コラム
コラム
スクールや塾における、ChatGPTを活用した 効果的なコミュニケーションをとるコツとは?
目次
スクールにおけるChatGPTを活用した、
保護者とのコミュニケーションとは?
いよいよ夏休みが始まります。
スクールの皆様も、夏の準備真っ最中だと思います。
そんなお忙しい時こそ、保護者とのコミュニケーションはとても大切です。
本来はお電話できると良いのですが、お忙しい場合は是非メッセージ配信
をしていきましょう。
そこで今回は、『ChatGPTを用いて効果的にコミュニケーションをとるコツ』
についてご紹介します。
そもそもChatGPTとは?
スクールの皆様も既にご存知かと思いますが、今月の4日に文部科学省より、
生成AIの利用について小中高向けのガイドラインが公表されました。
このガイドラインは、急速に広がるChatGPTなどの生成AIの現状に対して、
国として一定の考えを示したものです。
学校関係者が生成AIの活用適否を判断する際の参考資料として、
詳しく記載されています。
下記は抜粋になるのですが、ガイドラインでは生成AI活用の適否についても
明示されています。不適切な使い方 は、以下の通りです。
・生成AI自体の性質やメリット・デメリットに関する学習を十分に行わずに
自由に使わせること
・各種コンクールの作品やレポート・⼩論⽂などについて、⽣成AIによる
⽣成物をそのまま⾃⼰の成果物として応募・提出すること
・⼦供の感性や独創性を発揮させたい場⾯、初発の感想を求める場⾯などで
最初から安易に使わせること
・定期考査や小テストなどで子供に使わせること
一方、適切な例としては、以下を挙げています。
・グループの考えをまとめたり、アイデアを出したりする途中段階で、
足りない視点を見つけるために活用すること
・英会話の相手として活用すること
・情報モラル教育の一環として教師が生成AIの誤りを含んだ回答を教材として
活用し、その性質に気づかせること
・発展的な学習として、⽣成AIを⽤いた⾼度なプログラミングを⾏わせること
〇生成AI活用の適否に関する暫定的な考え方
(出典:初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的な
ガイドラインより抜粋)
適切な例について、もう少し詳しく見ていきましょう。
①個別指導
ChatGPTは生徒からの質問に応じて、疑問点をクリアにする解説や例を提示し、
個別の指導を提供できます。
これにより、生徒は自分のペースで学習し、不明な点をピンポイントで
聞く事ができます。
例:数学の分野で、生徒が方程式の解き方を理解していない場合、ChatGPTは
解き方や関連する基礎事項を説明し、具体的な例題を見て理解を深める事が
できます。
②読解力向上
ChatGPTは、生徒の読解力を向上させるために、様々な難易度の文章を生成し、
それに関連する質問も提供できます。
これにより、生徒は理解力や情報の取捨選択能力を鍛える事ができます。
例:ChatGPTが、SDGsに関する簡単なレベルの文章を生成し、その後文章の内容や詳細に関する質問をする事で、生徒の読解力を確認する事ができます。
③言語学習
ChatGPTは、例えば英語を学ぶ生徒に対して、文法の解説や単語の意味、
発音の練習などをサポートできます。
また、自然な会話の練習を提供することで、生徒はその場で会話スキルを
向上させる事ができます。
例:生徒が過去完了形について理解できない場合、ChatGPTは現在完了形などの
時制を説明し、実際の例を見て練習する事ができます。
以上の3つに加えて、スクールの皆様におススメしたい活用法は、
『テストの作成』です。
スクールの皆様はChatGPTを利用して、生徒の理解度を確認するための
テスト問題を作成する事ができます。
ChatGPTは、対象となる内容や難易度に応じた問題を生成し、
効果的な問題演習を実現します。
例:ChatGPTを活用して、歴史のテスト問題を作成する事ができます。
例えば、「人類の起源について述べよ」といった記述問題や、
「次のうち、過去に名称が異なっていた都市はどこか?」といった選択式の
問題などを生成します。
スクールでChatGPTをメールや
メッセージで活用する方法
ここまで生徒に向けた活用法を中心にお話してきましたが、
スクールの皆様も積極的にChatGPTを取り入れてみるのも良いでしょう。
ここからはスクールにおけるメールやメッセージを、ChatGPTで効果的に作成する方法を紹介します。
忙しい日々の中で追われてしまうメールやチャット。
ChatGPTをうまく使うと、スクールの皆様がお伝えしたい事を的確に、
そしてスムーズに伝わる表現に変えることができます。
ChatGPTは、敬語などにも対応しているため、ビジネスメールや身近な方への
メッセージなど、さまざまなシチュエーションで適切な文章を作る事ができます。
使い方は「メールの下書きを作成してください。」と入力し、
続けて伝えたい内容を書くだけです。
ここでのポイントは、メールを送る相手との関係性を明示することです。
例えば「何度かお会いしている保護者」と「初めて問合せする取引先」では、
同じ意味合いでも敬語の使い方が変わると思います。
そこでChatGPTに相手との関係性を伝えておくと、ふさわしい表現のメールが作成できます。
入力例(1):スタッフの懇親会についてのLINEメッセージを書く。
スタッフを懇親会に誘うためのLINEメッセージを書いて。
ある程度ラフで、でも親密過ぎない程度の距離感で。
日付は8月15日を考えているけれど、スタッフの都合を聞いて調整したい
場合。
ChatGPTの返信:
件名: 8月15日入試説明会への参加確定とお礼
[保護者のお名前]様、
いつも大変お世話になっております。[スクールのお名前]です。
先日は貴重なお時間を割いて夏期面談に参加頂き、
誠にありがとうございました。
また、8月15日に開催される入試説明会の参加ご連絡を頂きまして、
大変感謝しております。
当日は楽しみにしております。
またその他ご不明点などございましたら、お気軽にご連絡頂けますと幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
[皆様のお名前]
[皆様の役職名]
[皆様の連絡先]
ChatGPTはメールだけでなく、SlackやLINE、LINE WORKSなどの
メッセージ下書きも書けます。
チャットアプリ向けの文章では、文章におけるニュアンスを伝えると
良いでしょう。
例えば、「顔文字は使わない」や「ポジティブな表現で」といった様に、
大まかな指示を出すと、ChatGPTはその指示からニュアンスを判断して文章に
反映します。
何度か修正を指示していく事で、よりスクールの皆様に合った文章が作りやすく
なります。
入力例(1):スタッフの懇親会についてのLINEメッセージを書く。
スタッフを懇親会に誘うためのLINEメッセージを書いて。
ある程度ラフで、でも親密過ぎない程度の距離感で。
日付は8月15日を考えているけれど、スタッフの都合を聞いて調整したい
場合。
ChatGPTの応答(1):
こんにちは[スタッフのお名前]、元気にしてる?
ちょっと考えてたんだけど、もし良かったら8月15日に懇親会に参加しない? もちろん、都合が合わなければ日程調整できるからね!
最近、また以前の様にみんなでワイワイやるのが恋しくてね。久々に集まって、お互いの近況を語り合うのも良いかなと思ったんだ。
もちろん、コロナ対策はしっかりと。感染防止対策をして楽しむのが一番
だからね。
どうかな? 返事待ってるよ!
入力文(2):
そのメッセージは距離感が近すぎて怪しく思えるので、もう少し控えめなトーンにしてもらえますか。
「コロナ禍でしばらく会っていなかったけれど」との書き出しを入れて下さい。
ChatGPTの応答(2):
[スタッフのお名前]、お久しぶりです。
コロナ禍でしばらく集まれていないけれど、どう過ごしているかな?
最近少しずつ感染状況が落ち着き始めたから、もし良ければ懇親会に
参加してもらえないかなと思って。
考えている日は8月15日だけれど、都合が合わなければ別の日にする事も
全然大丈夫。
ただ、少し気分転換と近況報告を兼ねて、久しぶりにゆっくりと話をするのも良いかなと思いまして。
当然、場所選びや行動にはしっかりとコロナ対策を考えるつもりです。
もし良かったら考えてみて。返事待っているね。
同様に、ブログやFacebookの投稿をInstagram向けに要約するといった使い方も
可能です。
Facebookで最近のスクール状況を600字程度書いた後に、
Instagramにそのまま全部を載せるのは少し長すぎるかもしれません。
「2~3投稿で要約して。トーンはInstagramに合わせてラフな文章にして。」と指示すると、
ちょうどよい長さの要約が得られるでしょう。
さらに、ChatGPTは複数の言語をサポートしています。
つまり、日本語の指示で、英文のメールの下書きを書くことも可能です。
ネイティブの講師向けなど、英語のビジネスメール作成に慣れていない方も、
ChatGPTの力を借りる事ができれば、作成のハードルがぐっと下がる事でしょう。
さてここまでChatGPTを用いて、保護者やスタッフと効果的に
コミュニケーションをとる方法をご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
正直なところ、メールでは開封されたか分からない事が多いですし、
LINEでもグループトークの場合、既読数は分かっても既読者は把握しかねる
と思います。
そんなお悩みを解消するICTツールが、wagacoです。
未既読判別機能はもちろんの事、メッセージで一斉送信したものは、
どなたが既読でどなたが未読なのかを、一目で把握する事ができます。
スクールの皆様が気付かない内にいつの間にか抱えているストレス。
届いたか届いていないのか、見たのか見ていないのか気に掛ける心理的負担を
なくす事ができます。
まさにストレスフリーのスクール運営ができますし、
未読の保護者にのみ再アプローチをすれば良いので、とても効率的です。
またスクールの皆様にて、メッセージへの返信可否をお選び頂けますので、
同じタイトルに対しての保護者からの個別返信を、1つの画面上にてまとめて対応する事ができます。
通常であればメッセージへの返信は、チャット機能で個別連絡となりやすい
ところ、wagacoではメッセージに対しての個別返信が可能かつ、画像も
載せられます。
またこの度wagacoは、IT導入補助金2023の対象ツールに採択されました。
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題や
ニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、
みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。
補助金をご活用頂ければ、ご導入しやすくなるかと思いますので、
詳細を是非下記よりご確認下さい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、『ChatGPTを用いて効果的にコミュニケーションをとるコツ』について
お話しました。
また、ChatGPTで作成した文章を修正した上で一斉配信できる連絡ツール、
「wagaco」についてもご紹介しました。
~「wagaco」導入のメリット~
🔎ChatGPTと組み合わせれば、メッセージの文面を考える労力/お時間を短縮できる
・未既読確認はもちろんの事、件名に対しての返信をまとめて管理できる
・スクール側で、文面を修正した上で一斉送信できる
↓wagacoのサイトはこちらから↓
https://wagaco-ai.com/
ホームページの『お試し申し込み』リンクから、wagacoの機能を
実際にお試しいただけます。
スクールのお悩みが解決できるかどうか、お気軽に確認してみてください。
公式インスタグラムでも指導者や保護者に役立つ情報を
発信しておりますので、是非遊びに来てください!
↓wagacoのインスタグラムはこちらから↓
https://www.instagram.com/wagaco2525/