コラム
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塾ができるコロナ対策
塾ができるコロナ対策
新型コロナウイルスが広がりはじめてから、かなりの時が過ぎましたね。
既にアルコール消毒等の対策はされているかと思いますが 状況は刻々と変化していきますので、
定期的に見直すことが大切です。
今回は、「公益社団法人 全国学習塾協会」の発表を参考に 学習塾ができるコロナ対策についてご紹介します。
コロナ対策の基本
まずはコロナ対策の基本についてです。
以下の基本対策や3つの密についてはもちろん、 5つの場面を避けることも大切です。
可能な限り徹底に努めましょう。
基本対策
・マスクの着用 ・手洗い ・身体的距離確保
3つの密
・密閉空間 ・密集場所 ・密接場面
5つの場面
・飲酒を伴う懇親会等
・大人数や長時間における飲食 飲食を伴うイベントの開催を避ける
・マスクなしでの会話 塾生と従業員、塾生同士の至近距離でのマスクなしでの会話を避ける
・狭い空間での共同生活
・居場所の切り替わり 職員の休憩室
・更衣室などが居場所の切り替わりとして想定されるため、 それらの場所での感染防止対策を徹底する
感染拡大防止対策
塾生向け
①来塾の制限 ・来塾前の検温にご協力いただく。
その際に、発熱や軽い風邪症状(のどの痛みだけ、咳だけ、発熱だけ)があった場合通塾を控えてもらう。
・その他、濃厚接触者である場合や、同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる 場合等は
通塾を控えてもらう。
②正しいマスクの着用・咳エチケット ・正しいマスクの着用について周知するとともに、
咳エチケットを徹底する 正しいマスクのつけ方については、
例えば厚生労働省HP「国民の皆さまへ(新型コロナウイルス感染症)」を参照
・フィルター性能の高い不織布マスクを使用し、鼻にフィットさせたしっかりとした着用を徹底すること。
・マスクを着用していても、室内で私語する時間は可能な限り短くして、大声は避けること。
・不織布マスクを持参していない塾生へは、配布または販売する。
③手洗い・手指消毒 ・石鹸と流水による手洗いを徹底する。
・タオルの共用や手洗い時のハンドドライヤーを避け、 ペーパータオルを利用するか個人用のタオルを使用するように働きかける。
・学習塾の出入口や教室等にアルコール等の手指消毒液を配置し、使用してもらう。
④日常的な情報把握 ・来塾者の氏名及び連絡先を把握する。
・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用を推奨する。
なお、携帯電話の使用を控える場面では、接触確認アプリ(COCOA)を機能させるため、
電源及びBluetoothをonにした上で、マナーモードにすることを推奨する。
従業員向け
①出社の制限 ・従業員の出社前に検温をし、発熱、咳、全身倦怠感等の症状がある場合や体調が悪い場合は、
出社させず自宅療養を基本とする。
・濃厚接触者である場合や、同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合等は、自宅待機を基本とする。
②新型コロナウイルス迅速抗原定性検査キットの活用 ・出勤後に体調が悪い従業員が見出された場合や
従業員がのどの違和感や発熱などの症状を訴えた場合、 医療機関を受診することが基本となるが、
すぐに受診できない場合は その従業員に対して抗原簡易検査キットを活用して検査をする。
・抗原簡易検査キットの結果が陽性であった場合、速やかに医療機関を受診する。
③正しいマスクの着用・咳エチケットの徹底
④手洗い・手指消毒の徹底
※③・④は塾生向けと同様 ⑤日常的な従業員の行動管理・情報把握 ・普段から、毎日の健康状態を把握する。
また、健康観察アプリなどを活用する場合は、 内閣官房 HP「新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ健康観察アプリ」などを参照
・従業員に対して、
新型コロナワクチンの接種を推奨する。
・地域の状況に応じて、不要不急の外出や大規模集会、興行施設等 不特定多数の集まる場所への外出を自粛するよう働きかける。
・感染リスクの高まる飲酒を伴う懇親会及び大人数・長時間・知らない人が参加する 飲食等への参加を控える。
・高齢者や持病のある従業員については、感染した場合の重症化リスクが高いことから、
サービス提供側においても、より慎重で徹底した対応を検討する。
・可能な範囲でテレワークやローテーション勤務等の導入を積極的に検討する。
・時差出勤を行い、ラッシュ時の通勤及び、公共交通機関の利用を可能な限り避ける。
・会議を開催する場合は、3密回避、換気と身体的距離の確保、時間を短くすること、
マスク着用の徹底、必要最小限での開催など、基本的な感染防止策を徹底するとともに、
必要に応じ、オンライン会議等を活用する。
・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用を推奨する。
なお、携帯電話の使用を控える場面では、接触確認アプリ(COCOA)を機能させるため、 電源及び Bluetooth を on にした上で、マナーモードにすることを推奨する。
事業所内での対応例
①感染拡大前の準備 ・地域の感染状況や欠席状況などを把握し、必要に応じ塾に対し報告するよう周知する。
・できるだけ地域あるいは塾生の通う学校等と情報の交換を行う。
・塾生等の通う学校における感染症対策については、
文部科学省 HP「学校における新型コロナウイルス感染症に関する管理衛生マニュアル」を
参照 ・地域の生活圏において、地域での感染拡大の可能性が報告された場合の対応について検討をしておく。
感染拡大リスクが残る場合には、対応を強化することが必要となる可能性がある。
・規模や内容に応じて適切な検温方法を検討、実施する。
平熱を超える発熱や軽度であっても咳などの風邪等の症状がある場合は、通塾を断る等の措置をとる。
・従業員が出勤後に体調不良を訴えた場合は、医療機関を受診することが基本となるが、
直ちに受診出来ない場合は抗原簡易検査キットの使用が可能であるため、その運用を事前に確認・準備しておく。
・抗原簡易検査キットの購入にあたっては、
⑴連携医療機関を定めること
⑵検体採取に関する注意点等を理解した職員の管理下での自己検体採取をすること
⑶国が承認した抗原簡易検査キットを用いること を推奨する。
これら具体的な手順、キットの購入申込リスト等については、
令和3年8月13日事務連絡「職場における積極的な検査の促進について」を参照 ・抗原簡易検査キットでの検査結果
が陽性であった場合、保健所の了承を得た上で、 その陽性者の「接触者」に対するPCR検査等の速やかな実施を検討する。
・従業員同士の距離が近いなど密になりやすい場合、一般的な感染防止措置を行うことが困難な場合など、
クラスター発生の危険性が高い職場環境では、定期的な PCR 検査の活用も有用であるので、
導入を積極的に検討する。
②正しいマスクの着用及び咳エチケット・大声を出さないことの周知 ・不織布マスクを着用するとともに、
塾生と従業員、塾生同士が至近距離で会話する環境を避ける旨を周知する。
・マスクを着用している場合であっても、会話を短く切り上げる等の対応が望ましい旨を周知する。
・大声を出さないように掲示等を行うなど、啓発を行う。
また、授業等では、適宜マイクを使用することも検討する。
・教室はもとより、休憩スペース、飲食スペース、自習室、従業員控室等において、
必要以上に大きな声での会話をしないようにするほか、マスクをしていても会話は手短に切り上げるよう努める。
③手洗い及び消毒 ・手洗い場はもとより、入口及び施設内にアルコール等の手指消毒液を設置する。
・他人と共用する物品や手が頻回に触れる箇所を工夫して最低限にする。
・施設内共用部(出入口、休憩スペース、飲食スペース、更衣室、喫煙室)や、
ウイルスが付着した可能性のある場所
(トイレ、手すり、テーブル、ドアノブ、電気のステッチ、電話、キーボード、タブレット、タッチパネル、レジ、蛇口、 エレベーターのボタン、エスカレータのベルト等)の定期的な消毒をする。
・消毒方法については、例えば厚生労働省 HP の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」等を適宜参照する。
・消毒には適切な「医薬品」及び「医薬部外品」を使う。
・固形石けんは、1回ずつ個別に使用できる液体石けんと比較して、保管時に不潔になりやすいので使用しない。
・ユニフォームや衣服はこまめに洗濯する。
④換気の徹底による密閉回避・保湿 ・室温が変わらない範囲で、
法令を遵守した適切な空調設備を活用した常時換気またはこまめな換気 (1 時間 2 回以上、1 回に 5 分間以上)を徹底する。
・必要に応じ、乾燥により湿度が下がる場合は、湿度が 40%以上になるよう適切な加湿を行う。
・必要に応じ、CO2 測定装置の設置と常時モニター(1000ppm 以下)の活用を検討する。
(※機械換気の場合。窓開け換気の場合は目安。)
なお、CO2 測定装置を設置する場合は、室内の複数箇所で測定し、
特に換気が不十分となりやすい場所に設置する。
・換気の補助として、HEPA フィルター式空気清浄機やサーキュレーターの補助的活用も可とする。
⑤密集の回避 ・密にならないように教室に入れる人数を調整する。
・休憩及び飲食を分散する等一度に休憩・飲食する人数を減らす。
(以下、飲食については塾生及び従業員を前提とする)
・飲食を伴うイベントの開催を制限する。
⑥身体的距離確保による密接回避・対面時の接触回避 ・教室等における塾生同士及び講師との間隔は
できる限り2mを目安に最低1m空ける。
・塾生の四方を空けた席配置をするなど、塾生同士の接触を少なくする。
・対面機会をできるだけ避け、飛沫対策としてマスクを着用し、かつ、換気に注意をした上でビニールカーテンや透明間仕切り板を設置する。
・ビニールカーテンは、火気使用設備・器具、白熱電球等の熱源となるものの近くには原則設置しない。
ただし、これらの近くに設置することが感染予防対策上必要な場合にあっては、
燃えにくい素材(難燃性、不燃性、防災製品等)を使用する。
・整列をさせる場合には、列にマークを付ける等、人と人との十分な間隔を空けた整列を促す。
⑦共用部での対策徹底
〇トイレ(※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)
・トイレでは、手洗を徹底するものとする。
また、共通のタオルの利用の禁止、ペーパータオルの設置、 個人用タオル等の持参を徹底する。
・便器内は、通常の清掃で良いが、不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行う。
〇休憩スペース及び飲食スペース(※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)
・休憩及び飲食を分散する等一度に休憩・飲食する人数を減らす。
・飲食用に感染防止策を行ったエリア以外での飲食を制限する。
・椅子を間引くこと等間隔を空けた座席配置にしたり、
顔の正面からできる限り2mを目安に最低1m距離を確保する ことを含め真正面の配置を避けたり、
換気に注意した上でアクリル板等のパーティションを設置する等の工夫を行う。
・食事、着替え、喫煙等でマスクを着用しないときは、会話を控えるか、会話の場合はマスクを必ず着用する。
なお、従業員に限らず、塾生にも本対策は徹底すること(特に飲食時は注意が必要)。
・休憩スペース及び飲食スペースは、常時換気する。
・共有する物品(テーブル、椅子等)や不特定多数の手が触れるところは、定期的に消毒する。
・利用者が使用する際は、入退室の前後に手洗いをする。
〇ゴミの廃棄 ・鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛る。
・ゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用する。
・マスクや手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗う。
⑧送迎バスでの対策徹底
・送迎バスを運行する場合は、塾生の乗車前に家庭における検温、乗客間隔の確保、
運転 手および利用者の手洗い・マスクの着用の徹底、車内会話の制限、車内飲食の禁止、
車内換気 および車内の消毒の徹底に心がける。
塾管理補助システム”wagaco”を利用してペーパーレス化を!
コロナ禍で勤務形態が大きく変化し、時差出勤やテレワークが普及してきましたね。
そんな中、ペーパーレス化が注目されており、多くの企業から重要視されています。
2021年に東京商工会議所が中小企業を対象に実施したアンケート調査によれば、48.5%の企業が
「テレワーク実施の課題」としてペーパーレス化の推進が必要であると考えていることが報告されています。
さらに、ペーパーロジック株式会社が実施したアンケートによると、
2020年に社内のペーパーレス推進に取り組んだ企業が計75.7%に達することも示されています。
ペーパーレスとは、「紙の使用をなくす」あるいは「使用を少なくする」取り組みのこと。
紙の資料を削減してデジタル化することで、 業務効率化・コストとスペースの削減・セキュリティ強化・環境保全
などを実現することができます。
紙の書類のやりとりが減れば、物を介した接触感染のリスクも減らすことができます。
塾管理補助システム”wagaco”には、指導報告書や日報などの作成ツールがあります。
ウイルス感染を予防しながら、生産性の向上も期待できるペーパーレス化を取り入れていきましょう!
まとめ
生徒、従業員、事業所とそれぞれが対策を徹底することで感染拡大防止に繋がります。
塾管理補助システム”wagaco”には、指導報告書作成ツールのほかにも成績管理や予約管理など 様々な機能があり、
日々の業務効率を上げることが可能です!
お忙しい塾様には是非”wagaco”を利用し、効果を実感していただきたいです!