コラム
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塾の先生のお仕事内容とは?
目次
塾の先生のお仕事内容とは?自分でもなれるの?気になるお給料は?大学生アルバイトでも大丈夫?
皆さんは学生の頃、通塾した経験はありますか?
「学校の授業の復習・予習をしてほしい」「分かるまでとことん教えてほしい」など、子どもたちの通塾の理由は
様々あるかと思います。
近年、保護者から求められることも進路関係だけではなく多様化しています。
例えば、塾を選ぶときに、「塾講師の質」というのは重要なポイントですよね。
塾の中には、授業すべてを正社員講師のみが対応する塾もありますよね?一見、アルバイトの大学生と比べて、
経験をより多く重ねている正社員のほうが講義スキルが高くは思えますが、実際のところはどうなのか。
塾業界の現状や必要とする資格やスキルまでをご紹介します。
塾の先生のお仕事って何するの?
講義、学校の授業の補習や学習指導、テスト採点だけで進路相談・受験指導、保護者との面談など講師の仕事は多岐にわたります。
個別指導塾、集団塾、どんなタイプでも生徒の目的やレベルに合わせた指導を行っています。
こうした様々な仕事は、実は正社員講師だけではなく、大学生アルバイトの講師であっても発生するのです。
気になる待遇・給与
正社員やアルバイトは雇用形態によって給与が違うのはもちろんなのですが、正社員では月給制、アルバイトは時給制または授業コマ単位での支給が一般的だと言えます。
また塾によっても待遇・給与に変化がみられます。
個別指導塾と集団指導塾で比べてみますと、集団指導塾の方が、待遇面で優れていることが多い傾向にあります。また、2019年度の塾講師の平均月収につきましては、
平均27万5千8百円、年間ボーナス額は平均42万9千5百円となっています。(参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)
正社員の塾講師のメリット・デメリット
塾に雇用されている身なので、講義以外の時間だとしても、塾にいることが多い可能性があります。
ですから、保護者からの質問などにも迅速に対応できる立場にあるので、感謝されることが多いのではないでしょうか。
また、長年講師をされているベテランの先生は、ノウハウも蓄積され、安心して任せられるのも、正社員の塾講師ならではのメリットです。
しかし、それとは裏腹に、長い間、塾の講師を続けているからこそ、最近の学習トレンドに対応できなかったり、
柔軟性に欠けてしまう…ということも稀にあるようです。
このような順応性にかけてしまうことなどが、デメリットになります。
塾講師それぞれの良否を見分けるには、実際に授業見学してみたり、通塾してるお子様からどのような授業をしているか一度聞きたりするのがおすすめです。
また、面談等の機会で、講師と直接話してみるのもいいでしょう。
大学生アルバイトの塾講師のメリット・デメリット
通塾する子どもと、大学生は年が近く、身近な立場で勉強を教えてくれるので、生徒にとって親しみやすい立場にあります。
正社員の塾講師、学校の教員、また両親などとはちがう、憧れ的存在になることで、勉強が身に入りやすくなることが、
大学生アルバイトの塾講師のメリットといえます。
一方、デメリットとして上げられるのは、生徒一人一人のサポート、大学生自身の技術面での問題がある可能性もあることです。
例えば、講義外の作業には給料が発生しない場合もあります。なので、質問にきちんと答えてもらえなかったり、
塾の準備が疎かになることもあります。しかし、十分な環境のもとで、情熱を持ち働いている大学生アルバイトの講師であれば、
工夫をこらした講義を展開してくれることが期待できますね。
塾の先生に求められるスキルは?
指導する力
生徒たちには何らかしらの理由があって通塾する子がほとんどです。
つまり、塾には「学校の授業で足りてない部分」を補足することが求められています。
それにより、生徒自身がより深く内容を理解するためには、授業の仕方や説明の方法などを研究すること、生徒の疑問を理解し、上手に伝える力が必要だと言えます。
また受験のシステム等も年を追うごとに変わっていくため、教材や試験の傾向を把握することも、重要になっていきます。
目標設定
何となく「じゃあ始めようか」や、生徒に「今日何どこからだったっけ?」と聞いてしまうなど、塾講師が授業内容が分からないままスタートするのは決してうまい教え方とは言いませんよね。
ですので、授業の最初に生徒に今日の目標を伝えてから、授業をスタートすることを心がけてみる。
そうすることで、生徒は「今日は○○を理解すればいいんだ」と心構えができます。
授業に対するモチベーションアップや、集中力のUP。
そして、内容の定着度や理解度を上げることにも繋がります。生徒のレベルや目的に合わせて指導を行うことが大切と言えます。
生徒とのコミュニケーション
生徒のモチベーションをアップさせるには、生徒とのコミュニケーションを取ることも必要不可欠になってきます。
特に自分は勉強ができない・勉強が苦手とやる気が感じられなかったりする生徒は、モチベーションも低くなりがちです。
そんな時には日常会話から生徒の気持ちをリラックスさるために、プライベートな相談事にも親身に対応するなど、
生徒との距離を近づけてから勉強すると、わかることが楽しいと感じられるようにゆっくり時間をかけて問題に向き合っていくと、
学習にたいする意欲の向上も期待されます。
環境をしっかりと整えるといった生徒へのアプローチや工夫も大切です。
常に生徒目線を考えて行動することが不可欠ですね。
塾講師に向いてる人はどんな人なのか?
ここから先は、塾講師に向いている人、向いてないと感じる人の特徴や、
自分は塾講師に向いていないかも…と感じる人への解決策も今回はご紹介していこうと思います。
塾講師に向いている人の特徴6つ
・教えることが好き ・人前で話すことができる ・苦手なことを克服した経験がある ・面倒見がよく人と接するのが好きな人 ・根気強くチャレンジできる ・子どもが好き
そんな人にとってはぴったりのお仕事です。やりがいを持って日々、講義に取り組めることでしょう。
「自分はこの仕事に向いている」「天職」だと言う人たちには共通点があります。
子供や教えることが好きなだけではなく、常にポジティブ思考であることも困難を乗り越えられるポイントと言えますね。
塾講師に向いていないと感じる人の特徴3つ
・時間外労働を苦に感じるてしまう
・教えることが苦手
・コミュニケーション能力が自分は弱いと感じる
塾講師に向いていないと感じる人は、向いていると感じる人の逆説です。
ただ、向いていないと感じる人の特徴が自分に当てはまっても、諦める必要は全くありませんよ!!
同じ悩みがあっても、快適に働いている先輩塾講師もたくさんいます。
向いていないと感じてしまうポイントに合わせて働く塾を選ぶことが大切ですが、
向いていないと感じるポイントの解決策もご紹介しますね。
塾講師に向いていない人と感じる人のための解決策3選
やりがいを見つける
生徒の目線に立つ
得意なことを活かせる塾選び
やりがいを見つける
給料面を働くモチベーションにしていた人には、やりがいに目を向けることを重点においてみましょう。
生徒の成長に塾講師として関われることは、他のお勤めでは味わえない達成感があるはずです。
また、成績UPや志望校合格など、結果がしっかりと伴えば生徒だけではなく、保護者からも感謝されることにより、
自身のモチベーションや向上に繋がりますよ。
生徒の目線に立つ
まず大切なことは、生徒のレベルまで目線を合わせることです。
そうすれば、自分にとっては当たり前の知識が、生徒にはないことが気づくはずです。
出来ないことには必ず理由があるわけで、それを見極めポイントに絞って対策を取ることが「教える」ということなのです。
自分のやり方だけにこだわらず、先輩で教え上手と言われる方の教え方を真似してみるのもおすすめです。
得意なことを生かせる塾選び
例えば、浪人を経験し、第一志望の大学に合格することが出来たが、子どもが苦手…と感じる方も少なからずいるはずですよね?
そんな方には、小中学生向けの塾に無理に行くわけではなく、浪人経験を活かせるような予備校を選ぶ。
また、コミュニケーション能力が弱いなぁ…という方には、対面の塾ではなく、
オンライン指導を行ってる塾を選ぶなど、自分の得手不得手に合わせた塾を選んでみることが継続性にも繋がると思います。
まとめ
塾講師のお仕事は、講義だけではなく様々あることが分かりましたね。
ですが、決して塾講師のお仕事は簡単というわけではないので、悩みをお持ちの方も少なくないはずです。
ですが、自分に合った塾を選ぶなど、工夫次第ではプラスに変えていけるはずです。なので、
自分は塾講師に向いてないと思う人も諦めずにひとつひとつトライしていきましょう♪