コラム
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課題を溜めない為には
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課題を溜めない為には
広報担当の吉井で御座います。
課題等を後回しにしてしまい「提出が締め切りに間に合わなかった」、「期限に間に合わせるために徹夜をしてしまった」というように、やらなければならないことを先延ばしてしまって苦労したという経験はありませんか。
あるいは、周りの人に対して「どうして早く取りかからないのだろう?」、「先にやっておけば良いのに…」と感じる時がありませんか。
多かれ少なかれ皆様にもこのような経験があるかと存じます。
このような苦労を減らし、先延ばしによる後悔をしない為にはどのようにすればよいのでしょうか。
今回は、先延ばしにする事で失う物を再確認して頂き先すぐ出来る2つのポイントをご紹介いたします。
①先延ばしにする事で失う物
有意義に使えたはずの時間
課題から逃避をして、TVを見てしまった。ゲームをしてしまった。そのような経験多からず少なからず誰しもあるのではないでしょうか。そんな時あなたは、ご自身の貴重な時間を「課題をしない為の逃避行動」の為に、費やしている事になります。
TVやゲームをする時間が貴重な時間では無いと言いません。好きな事をするのもご自身の貴重な時間を有意義に使っていると言えます。
しかし、課題等やらなければいけない事柄がある場合に至ってはその他の事は無駄な時間になってしまいます。
課題等が終わった後の時間をTVやゲームに費やすのは無駄な時間ではく有意義な時間と言えるでしょう。好きな事を無駄な時間にしない為にも課題等はやるべき時に終わらせるのが一番だと考えます。
集中すれば得られたはずの成果
先延ばししている時、あなたの頭の中は常に「課題をやらなくては」という気がかりがある状態です。
つまり、本来目の前に集中すべきものがあるのに、頭のどこかでほかのことに気を取られて集中することができなくなっているのです。集中力を欠いている為目の前の事柄も思うようには進まず、結果的にいい結果が出せなくなってしまいます。
ゲームを例えにしてみましょう。
「課題をやらなくては」という気がかりがある状態でゲームをしています。ゲームに集中をしている筈でもなかなか思うようにクリアが出来ず、悔しい思いをしたり楽しくなかったりしてしまいます。
良い習慣
「ついつい先延ばしにしてしまう」という、流れに任せているようなこの行為。意識はしていないかもしれませんが、実はあなたの中では「今はやらない」という小さな決断が行われています。この小さな決断の積み重ねは、いつしか習慣となり、あなたの行動パターンに大きな影響を与えるようになります。何度も繰り返すことによって悪いクセが増長され、先延ばしすることがどんどん増えていくのです。
いかがでしょう。こうしてみると、先延ばしすることには、思っていたよりも深刻なデメリットがあることを実感できたのではないでしょうか。
次に先延ばしにしない為のすぐ出来るポイントを3つ挙げていきたいと存じます。
①先延ばしをしない為にすぐ出来る3つのポイント
誘惑を遠ざける
やらなければいけないことがあるのに、全く別のことをしてしまい(あるいは何もせず)時間が足りなくなってしまった経験は御座いませんか。 このようについ別のことをしてしまう行動は、人間がもともと持っている「衝動性(いまの瞬間だけを考えて行動する性質)」に起因しているといわれています。この衝動性を刺激する誘惑には、食や睡眠、安全などの原始的なレベルのものからTVやコンピュータゲーム、SNSのように現代的なものまで様々なものがあります。
では、これらの誘惑に打ち勝つためにはどのようにしたらよいのでしょうか。
それには、まず自分が最も屈しやすい誘惑を特定し、そしてその誘惑を遠ざけることです。 TVやコンピュータゲームが誘惑であれば、ゲーム機やTVのリモコンを親に預けることで物理的に誘惑を遠ざけることができます。睡眠という誘惑に負けてしまう人は、人目があって眠れない環境をつくる、たとえば友人と一緒に勉強をするなどもよい案でしょう。
このように誘惑を遠ざけると衝動性に屈することなく目的達成が可能になります。
目標を細分化する
誘惑に屈してしまったわけではないのに、なかなか取り掛かる事が出来ないという事も御座います。
そして、無情にも時間が過ぎてしまい、期限に差し迫って焦ることになるのです。
なぜ、このような状態になるのでしょうか。私たちには、未来の目標、あるいは抽象的すぎる目標は、なかなか行動に移せないという傾向があります。反対に、目の前の具体的な行動ほど、すぐに行動を起こしやすいのです。心理学者のピアーズ・スティールは、こうした特性をもとに次のような方策を勧めています。
1.目標の最終的な内容(ゴール)を具体的にする。
2.その目標(ゴール)に対してスケジュールを立てる。
3.長期の目標となる場合、いくつかのステップに細分化する。
4.最初に短期的なミニゴールを設定し、そのゴールを目指して取り掛かる。
このなかで特に鍵となるのは3.のステップに細分化する事です。細分化とは、やるべきことを分解して書きだしたり、一週間ごとの具体的な数値目標を立てたりすることです。このように細分化をすることによって難課題に対してもなすべきことが明確になり、行動に移しやすくなるのです。 また、4.も効果的です。最初の短期的な目標を達成できると自己効力感が高まって次への「はずみ」ができるためです。
その結果、次の目標へ向けた行動へつながっていくのです 。
セルフトークを変えてネガティブな感情を書き換える
「すぐやる」にブレーキをかけている「ネガティブな気持ち」。多くの場合、ネガティブな気持の背景には、課題や作業に対してのネガティブな感情があります。その感情のもととなっているのが脳の中で起こっている「セルフトーク」です。
セルフトークとは、あなたが口には出さないけれど頭の中で呟いている、いわば心の中の独り言です。
ちょっとだけ時間をとって自分のセルフトークに注意を向けてみてください。ぼんやりと何も考えていないようでも、頭の中ではたくさんの「言葉」で思考が展開されています。意識してみると、常にものすごい速さのセルフトークで次から次へとつぶやいていることに気づきます。そして、このセルフトークが、あなたの中に沸き起こる感情や行動の引き金になっているのです。
セルフトークを変えれば、付随している感情も書き換えることができます。
まず初めに、自分がどのように感じているかを認識するために、そのもととなっているセルフトークを自分で聞いてみましょう。自分は自分にどんな言葉をかけているでしょうか。
先延ばししているときに頭の中を駆け巡っているのはおそらく、「面倒くさいなあ」「今はやりたくないなあ」といったところでしょうか。こういったネガティブなセルフトークを書き換えるためには、自分に対して質問を投げかけてみるのが効果的です。
例えば「面倒くさい」というセルトークをしている場合は、例えば自分に対して「これを効率よく終わらせるにはどんな工夫をしたらいいだろう」というような、前向きな考えを引き出す質問をしてみます。
質問を受けると、脳は過去の経験や知識といった自分のリソースにアクセスして答えを探し始めます。そうすると、「こういうやり方でやれば短時間で終わりそうだ」等前向きなセルフトークが始まり、それに伴いネガティブな感情も書き換えられていきます。
なかなか行動に映せずにネガティブな気持になる要因は、課題や作業そのものよりも、むしろそれに付随するネガティブな感情やそれに係るストレスであることが多いものです。セルフトークを変えてネガティブな感情に対処することによって、行動のブレーキが外れて「すぐやる」ことができるようになります。
さいごに
私たちの生活では、やるべきことが毎日のように発生します。それは簡単なこともあれば、手を付けるのに躊躇するほど困難なことなど様々です。誘惑の多い現代社会の中でやるべきことに優先順位をつけながら計画的に行動するのは大変難しいことです。
しかし、先延ばしをすることをやめて計画的に行動すると時間的な余裕ができるだけではなく精神的にもあなたやあなたの周りへの良い効果が発生します。そして、常に意識して習慣化ができればさらに良い結果へとつながるのです。
「千里の道も一歩から」このことわざがあるように、先延ばし癖対策のきっかけとして、今回取り上げたポイントを意識して一歩踏み出してみて頂けたら幸いです。成功をしたらきっと皆様にも良い効果を体感していただけると思います。
弊社運営のwagaco(ワガコ)では、「塾と保護者」の二人三脚で一人の生徒と向き合うために運用が可能です。
塾は保護者様との連携なしには、生徒の気持ちを上げ続けることはできませんし、保護者様も
それは同じ気持ちかと思います。今までのコミュニケーションより「質」を上げていっていただければ幸いです。
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メッセージには画像やPDFを添付する事が可能です。塾側で返信を許可しますと、保護者様より返信をする事も出来るようになります。
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この新型コロナの状況で通塾して頂くのが困難な塾様も課題を作成して取り組んでもらう事が可能になります。
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