また出願条件として「評定平均値」がほとんど必要で、これは高校生活3年間の全教科・科目の成績の平均値です。また、資格や課外活動の実績、面接結果なども合否を決める評価基準となります。したがって、学校推薦型選抜の受験を考えている場合は、普段のテスト勉強にしっかり取り組むことが重要です。
コラム
塾やスクールにおける、推薦受験指導とは?
目次
11月も中旬。雨が降ってくると、一気に季節が進みますね。
スクールでは、冬期面談の真っ最中かと思います。
いよいよ大学の推薦入試が始まる時期で、入試シーズン到来です。
さて、近年大きく変わってきている『推薦入試』の中でも、
今回は大学の推薦入試を中心にご紹介していきます。
大学入試は、大きく分けて下記に分類できます。
一般選抜(国公立大・私立大)
原則として、1月に行われる大学入学共通テスト(以下、共通テスト)と
2~3月に大学ごとに行われる個別学力検査(通称:個別試験、2次試験)
にて判断される入試。
私立大学は、共通テストはなく個別学力検査のみで判断されるタイプの入試が主流。
学校推薦型選抜
高校の推薦を受けることで出願できる入試。
総合型選抜
意欲や熱意を強くアピールする必要がある入試。
その中で、学校推薦型選抜と総合型選抜が推薦入試の枠組みに入りますので、
今回は2つを詳しく見ていきましょう。
2024年度学校推薦型選抜についての情報は2023年2月時点のものであり、確認が必要です。
学校推薦型選抜は高校生が大学入試に出願する方法において、推薦形式です。書類審査、小論文、面接が含まれ、一部の国公立大学は共通テストや独自の試験を課すこともあります。
学校推薦型選抜には指定校制と公募制の2タイプがあります。指定校制は特定の高校しか出願できず、出願枠が制限されているため、競争は激しいですが、合格率は高い傾向があります。一方、公募制では条件を満たすどの高校の生徒も出願できますが、競争が激しく難度が高めです。
🔍ポイント
学校推薦型選抜では、小論文や面接を通じて受験生の表現力や思考力、個性を見ます。近年は、出願書類だけでなく、小論文、プレゼンテーション、資格・検定試験の成績、実技やテストなどを必ず活用するよう求められており、これらの選考方法が増えることが予想されます。
学校推薦型選抜では、高校の成績や課外活動の実績、取得した資格などが出願書類として提出され、重要な評価対象となります。これは、高校生活全体を評価する入試形式であり、テスト中心の一般入試とは大きく違います。
面接・小論文を中心に実施され、高校からの推薦が必須で、11~12月に選考が集中します。一方、総合型選抜は、大学の「アドミッション・ポリシー」に合っているかを測るための入試で、高校の推薦は基本的に必要なく、10月までに入試が行われます。
また出願条件として「評定平均値」がほとんど必要で、これは高校生活3年間の全教科・科目の成績の平均値です。また、資格や課外活動の実績、面接結果なども合否を決める評価基準となります。したがって、学校推薦型選抜の受験を考えている場合は、普段のテスト勉強にしっかり取り組むことが重要です。
学校推薦型選抜では出願条件、評定平均は要注意です。評定平均が基準以上でないと出願できない事があり、出願条件を確認し、3年間勉強に力を注ぐことが重要です。また、「専願」「併願」があり、「専願」で合格した場合は必ず入学します。指定校制の場合、入学しないとその後推薦枠がなくなる可能性があるため、出願する前に、その大学に本当に入学したいかをよく考えることが求められます。
学校推薦型選抜は通常、出願は11月以降、合格発表は12月以降となります。ただし、共通テストを選考に利用する場合は、合格発表は2月になるので要注意です。指定校制では、校内での審査を経て出願します。早めに結果が分かりますが、不合格だった場合はすぐに一般選抜の試験シーズンに入ることになります。そのため、学校推薦型選抜だけに絞らず、併願大を考慮に入れて受験スケジュールを立てることが推奨されます。
🔍ポイント
総合型選抜は、大学の方針と受験生の希望のマッチングを重視する入試です。大学の大半は「アドミッション・ポリシー」を通じて求める学生像を示しています。大学や学部によって異なるため、事前の確認が必要です。
2021年度入試から、AO入試は「総合型選抜」に名称変更されました。総合型選抜は、「大学が求める学生を選抜する」ことを特徴とし、学生の意欲や熱意を強くアピールすることが求められます。入学後の目標や学びたい内容が重視され、学校長の推薦は基本的に不要です。選抜方法は、書類審査や面接だけでなく、知識や思考力・表現力等を多面的に評価する形が増えています。
旧AO方式では主に書類審査や面接が行われていましたが、文部科学省の方針により、「多面的・総合的に評価・判定する」ための選抜方法が多様化しています。小論文、プレゼンテーション、資格・検定試験の成績、大学入学共通テストなど、選考方法と内容は大学によって異なるため、事前に確認が必要です。
一般選抜は主に学力検査の得点で合否が決まりますが、総合型選抜では小論文、ディベート、面接などを通じて学びへの意欲を総合的に評価し、それに基づいて合否が決定されます。また、学力検査が追加で行われることもあります。一般選抜の選考は1~3月に行われますが、総合型選抜は9~11月に多く行われ、一般選抜よりも早く行われます。また、一部の大学では翌年1月の共通テストを課すこともあり、選考期間が長いのも総合型選抜の特徴です。
総合型選抜は学校推薦型選抜と異なり、高校の推薦を必要としません。学校推薦型選抜では評定平均値が出願条件として多く設定されていますが、総合型選抜では大学により異なります。ただし、調査書の提出が参考資料として求められることは多いです。
試験内容については、学校推薦型選抜は小論文・面接が中心ですが、総合型選抜では小論文・面接に加えてディベートやプレゼンテーションなど、大学ごとに独自の試験が設けられています。一部の大学では模擬授業を受けた後にレポートを書く試験も行われています。
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いかがでしたか?
今回は、『塾やスクールにおける、推薦受験指導とは?』についてお話しました。
受験指導の充実具合は学習塾や習い事スクールにおいて、スクールの満足度を左右します。
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